
久しぶりの更新です。ここ数ヶ月で、生活環境がちょっと変わりました。
タイトル通り、倉庫バイトを始めました。
Webライターの仕事をやめたとか、仕事量を減らしたわけでもなく、今日も普通に記事を書きました。
Webライターの仕事があるのに、なんでわざわざバイト?
今回はそのあたりの話と、実際に私が倉庫で働いた感想を書いてみます。
「ピッキングに興味あるけど、応募するか迷ってる」「倉庫バイトをやった人の感想が知りたい」って感じてるミドル世代女性に参考になるんじゃないかなーとか思ってます。
なお、雇用形態としては「パート」なのですが、私は「バイト」という響きが好きなので、ここでは倉庫バイトと呼びますね。
なんでWebライターって仕事があるのに倉庫バイト始めたの?
ここには、Webライターを10年以上続けてきた自分なりにはっきりした理由があります。
AIによって仕事時間が圧縮された
一番大きかったのは、AIを仕事に使うようになって、ライティングにかかる時間がかなり短くなったことです。
もちろん、AIに「記事書いて」と丸投げしても良い記事にはなりませんし、今まで通り自分でキーボードを叩くことは多いです。
ただ、情報集め、テーマ選定、壁打ち、構成作りとかのたたき台は自分だけでやるよりもAIを使ったほうがかなり早いんです。対話することでより良くなるし、自分では想像してなかった角度から「こんなのはどう?」と言われることもあって、頼もしいパートナーです。
適材適所でAIを使うようになった結果、同じ仕事量でも、以前ほど一日中パソコンの前にいる必要がなくなりました。「仕事が減った」というより、仕事に必要な時間が圧縮された感じ。
すると当然、空く時間が出てきます。
最初は、その空いた時間にも張り切ってライター仕事を入れていました。
これから先も10年、引きこもってるつもり?

でも、ここ最近、「これから先の10年も、このままでいいのかな」と強く感じるようになってきたんです。 ライター仕事は好きだからここまで続けてこられましたが、朝から誰にも会わずに、誰とも喋らずに家で記事を書いて、空いた時間にも別の記事を書いて、翌日もまた記事を書く。
仕事としては好きなことをやっていて、収入にもなっています。
でも、もう少し社会参加を考えてもいいんじゃないの?と思えてきたんです。
自分が何をしたいのか具体的にはなってないけど、このまま家に閉じこもって記事を書き続ける生活が「やりたいこと」なのかがわからなくなってきた。
在宅ワークに憧れて、会社員時代から「いつか家で仕事をしたい」と強く思い続けてきた私にとって、これは今までに感じたことのない大きな気持ちのゆらぎでした。
デスクワークから離れて、体を動かしたい
もうひとつ大きかったのが、これ。 Webライターは、とにかく動きません。
家で仕事ができるのはものすごく楽です。通勤時間もないし、暑い日も寒い日も関係なし。昼間にジムに行くのも自由だし、仕事の合間に洗濯もできます。
でも、油断すると本当に一日中座っています。
電動昇降デスクやブルブルマシンを使って、座りっぱなしにならないように気をつけてはいますが、意識して動かないと同年代女性よりは圧倒的に活動量が低い自覚があります。
体を動かす時間を増やしても良かったのですが、「最近、時間もあるから短時間でできるバイトみたいなので体を動かせたら、一石二鳥じゃない?」とシフトするのは、私にとって自然なことだったんです。
40代後半だけど「時短バイト」を探してみた
最初は「週に2日、1日3時間くらい働ける立ち仕事」が希望でした。「そんなの都合のいい仕事あるる?」と思いながらも、ちょっと調べてみると意外とたくさん見つかります。
結論から言うと、私は4社の面接を受けて、2社で採用、2社が不採用でした。採用となった1社は、こちらから辞退しました。その理由もいつかお話ししますねー。
不採用となった2社は、どちらも「1日2時間・週3日OK」の求人で、私もその条件で応募しました。面接で「本当にこの時間でいいんですか?」と聞いてみたところ、「できればもう少し入ってもらえると……」とのこと。なるほど。じゃあ「1日2時間・週3日OK」って書かなきゃいいのに。
私の肌感覚ですが、40代後半でパートを探すのであれば、フルタイムで入れる方が採用されやすいかも。
「倉庫ピッキング」なるものがあった!
40代後半から未経験からできる時短バイトは、飲食店やスーパー、清掃など、ある程度限られています。経験を活かせないって結構キツい…とちょっとヘコむこともありましたが、そんな中で見つけたのが、倉庫ピッキング。
「ピッキング」って聞いたことはあるけど、具体的なことはわからない。
求人情報を見ると、
「倉庫の中を動いて、商品を棚から集める仕事。商品はドラッグストアとかによくあるやつ」
らしい。
え、これじゃね?と、ピンとくるものがありました。
接客もない歩き仕事。
短時間勤務もある。
働いてるほとんどが未経験からスタートした主婦。
これなら、できるんじゃ?
ということで、さっそく応募!即採用!やったね!
ただ、こちらは「1日4時間・週3日以上でお願いします」とのことだったので、勤務時間は妥協することにしました。
倉庫バイトデビューから3ヶ月たちました
そんなこんなで始めた倉庫バイト。ライター仕事の作業量を落とさず、週3回、1日4時間のバイトを掛け持ちする生活が3ヶ月ほど経ちました。
最初の頃は、まさに右も左もわからない状態でした。
マニュアルはあるのですが、難しいのは書かれていないケースバイケースの対応。面接では「1週間はベテランさと一緒に仕事をするから安心してください」と言われていたのですが、実際は2日目からは「今日からひとりでやってねー」でした。
でも3ヶ月もやっていると、それなりに慣れてきます。今では仕事の流れも分かってきて、最初ほど周りをキョロキョロすることもなくなりました。
それもこれも、「わからなくて当たり前だから焦らなくていいよー」とサポートしてくれたベテランさんのおかげです。
ということで、ここからは実際に働いてみてどうだったのかを書いてみます。
40代後半で初めての倉庫ピッキング。実際どう?

私がやっているのは、倉庫内のピッキングというジャンルのおしごとです。 ざっくり説明すると、指示された商品を倉庫の棚から探してオリコンと呼ばれるケースに入れて、完了したら流すという物流の一部分。
たまに、商品を棚に入れる格納作業をやったりもします。
カートに注文内容が表示されるので、それを見ながら倉庫内を歩いて、「棚○番の、この商品を○個」という感じで商品をオリコンに入れていきます。商品番号と個数はカートで計量できるようになっています。
集め終わったら次へ。基本的にはその繰り返しです。
文字だけで説明するとかなり単純ですが、手にするのは消費者にわたる商品です。間違いがないようにピッキングするのは当然で、輸送中の破損がないことも考慮してきれいに詰めるのもちょっと工夫がいります。ピッキング中に自分で破損させないことも大事。
さらに、安全第一がとても大事!
倉庫内は重いカートを押しながらたくさんのパートさんが歩き回っているので、カートをぶつける・ぶつけられるにも注意しなければいけません。
動きながらいろんなことを考えて、なるべく素早く品物を手にとってオリコンに詰めるのは、最初は思ったより気も頭も使いました。
そして、とにかく歩きます。
Webライター生活だけでは考えられないくらい歩きます。 1日4時間の勤務だけで平均10000歩を超えるので、「体を動かす仕事がしたい」という目的については、しっかり達成されています。
ちなみに、パートさんの中には「歩くこと」でポイントが貯まるアプリで、お米とか野菜をゲットしてる人もいます。賢いね!
想像よりも良かったところ
実際に働いてみて、「これは思っていたより良かったな」と感じたことを発表します。
人間関係がラク・挨拶以上の会話がいらない
座席が決まってるデスクワークと違って、仕事中はずーっと動き回っているので、「誰々さんたらさぁ」みたいな不穏な話に参加する必要がありません。 そういった話をしてる人もいるのですが、混ざらなくても不利益を被ることがないので、人間関係はとてもシンプルで楽です。
最初は「どこから来てるの?」とか「お子さんは?」とか、プライベートなことを聞かれることもありましたが、それも最初の数日だけでした。
私は17時までの契約なのですが、17時ぴったりに終わる仕事ではないので、帰る時間もみんなバラバラです。なので誰ともすれ違わなければ「お疲れ様でした」すら言わずに倉庫を出ることもあります。それでOKなんです。
ただ、今までの私の生活では世間話すらすることもなかったので、「今日、帰りの時間帯くらいに雨降るらしいですよー」「ほんとー?置き傘あったっけー」くらいの何気ない会話が楽しかったりもします。
ラジオ体操でリフレッシュ
出社すると必ずみんなでラジオ体操をやります。最初はびっくりしたのですが、午前中にライター仕事をやって固まった体で午後出社する私にとって、これがとってもリフレッシュになるんです。
大きく体を動かして、ストレッチとウォーミングアップをすることに悪いことなんてひとつもない!
毎回張り切ってラジオ体操をしてたら、「おかみさんって、やたらちゃんと体操するよね」「体、柔いよねー」と言われるキャラになってて、それはそれでみなさまに可愛がってもらえてます😃
ゲーム性があって仕事が楽しい
ピッキングは単純作業と言われることもあるのですが、私にとってはリアルRPG!
自分の足でダンジョン(倉庫)を歩いて、宝物(品物)をゲット。これを繰り返してクリアを目指す。これがゲームのクエストみたいですごく楽しいんです。
単純に、品物を手にとって「あ、これ持ってるやつだ」「これ、新商品かな」みたいな主婦の感性で仕事できるのも楽しいですよ。
新米の季節には「米唐番」の出荷が多いとかの季節も感じられます😌
お金をもらいながら運動できて時間が経つのが早い
普段よりもゆっくり歩くのでウォーキングとまではいきませんが、とにかく歩数は稼げます。健康のためにも、はじめて良かったと感じてます。
品物で満タンになったオリコンは20kgなることもあります。これをヨイショと持ち上げるのは自重以上の運動になりますし、低いところのものを取るときに、あえてスクワットのポーズを取ることでガチ運動ができます。
こんなことをやってたら、4時間があっという間です。
びっくりしたところ
基本的に楽しく仕事していますが、 「マジか…」と感じる部分もありました。
すごいおばちゃんもいるぞ!
バ先には、パートさんが合計400人くらいいるらしいのですが、その中に1人だけ「今どき、そんな言い方するぅ?それ、パワハラに片足突っ込んどるぞ!」と感じるおばちゃんがいます。
私もおばちゃんですが、ここはあえておばちゃんと言わせていただく!
でも、考えてみてください。
自分と常識が違う人、合わない人はどのコミュニティにもいますし、私の場合は400人中1人です。
これって、いないも同然なんです。
逆に、399人がごく普通の人たち&めちゃいい人たちなので、たった1人の難しいおばちゃんなんて、なんてことない。毎回、楽しかった思い出だけを胸に、嫌なことは倉庫に置いて帰宅するようにしてます。
ピッキングにゲーム性を感じてる私は、このおばちゃんを避けることもゲーム要素にしていて、角を曲がった瞬間にバッタリ遭遇すると、「グゥ!ここでエンカウントか!」と逆にニヤニヤしたりもします。
ニヤニヤを悟られないように、仕事中はマスクが欠かせません😂
物流を止めないことが最優先か?
ここの会社だけなのか、物流業界のあり方なのかわかりませんが、防災の日のことです。
会社員時代は、全社一斉に仕事を止めて実際に避難経路を使った訓練をしてました。毎年。
これが10年以上前の話なので、大規模災害も多い近年は、どの業種でもこういうことがもっと当たり前になっていると思っていました。
ですが、倉庫では、「避難経路はあっちとこっちなので、各自確認しておいてください。以上」で終わってびっくり。職場は5階やぞ。
さらに「地震などでも安全が確認できたら、基本的には出社してもらいます。なぜなら、災害時でも品物を届けることも我々の使命でうんぬんカンヌン…」とのご高説も。
その日の昼礼後、「本当にやばかったらみんなで休もうね」と、パートさん同士の結束が固くなりました。
スキルが評価されない
おそらくですが…。勤続年数3ヶ月の私と、ベテランさんは同じ時給です。
倉庫パートみたいな仕事では、勤続20年でも新人でも「同じ職種・同じ時間帯なら同じ時給」って会社は普通にあって、勤続年数に応じて上がる仕組みにはなっていないようです。
どれだけ早く正確に美しいピッキングができるようになっても時給で評価されることはないので、みなさんいい感じにゆるいです。私も「急がなくていいのよー。早くなっても時給は上がらないんだから」とよく言われます。
ただ、日々の朝礼で社員に「効率を考えた作業をお願いします」と毎回のように言われるので、会社とパート従業員では意識が違うことも確かです。
正直、始めてみて良かった?

私にとっては、はじめてみて良かったです。確実に。 Webライターだけをしていた頃より、生活にメリハリができました。
当初予定していたよりもバイト時間が長くなってしまって、ライター仕事にどれくらい影響するか不安もありましたが、「今日は午後からバイトだから、午前中に確実に記事提出できるようにすすめておこう」みたいに、かえって効率が良くなりました。今のところは継続できそうです。
強制的に歩く、体を動かすこともすごく良さを感じています。この点は、目論見通りでした。
動き回るバイトを選んで良かったです。
旦那にも「なんか変わったよね」と言われてます。優しくなった、というかゆるくなったそうです。
みんなと足並み揃えて仕事をすることで、自分でも「これくらいしょうがないよね」と思える範囲が広くなったことを自覚しています。さらに、自分がガンガン行くよりも「お先にどうぞ」の精神の方がかえって楽なことが多いことも感じています。そういうところが日常に良く影響してるのかも。
倉庫パート・倉庫バイトは主婦に合うのかも
私の場合は、Webライター+倉庫バイトだからプラスが多いのかもしれません。
これが週5日、朝から夕方まで倉庫勤務だったら、感想は違うかも。
ただ、フルタイムで勤続年数5年以上とか10年以上のパートさんもたくさんいるので、倉庫パート・倉庫バイトは主婦にとって続けやすい部類なのかな?とは思います。
接客業ではなく、従業員同士の人間関係が密じゃなくて、動くことも嫌いじゃない女性にとってはメリットが多いと思います。
実力で評価されたい人には絶対合わないです。そもそもそういう仕組みがないので。
慣れたらピッキング作業自体もマイペースでできるし、「もっと早く」と言われたことも1度もありません。私にとっては、軽い運動と気分転換しながら、お金がもらえてラッキーな職場に出会えた感じです。
もちろん仕事なので、やることはやらないとですが、時給以上に張り切るつもりもありません。
今後、「倉庫バイトでこんなことがあった」みたいなログとか「人間関係のコツ」「本業と副業の掛け持ち生活」も、ぼちぼち書いていこうと思いまーす。



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