ここ最近、Webライターのハウツー記事よりも、倉庫ピッキング記事ばかり書いているような気がします。家でパソコンに向かってるだけと違って、ネタが尽きないんですよねー。
今ではピッキング用語も覚えて、ひととおり仕事をこなせていますが、初めてのパート、初めての倉庫作業で、最初は何が何だか全くわからない状態からのスタートでした。
「とりあえず3か月やってみよう」と決めて実際に3か月経って、ようやくひとつクエストを達成した感じです。
そこで今日は、ピッキングの仕事が気になっている方に向けて、ピッキングの仕事の流れや用語のお話をしようと思います。
ピッキングってどんな仕事?
ピッキングは、指定された商品を倉庫の棚から集める仕事です。
例えば、ホームセンターから
・キッチンペーパー 12パック
・電気ケトル 4個
・ウェットティッシュ32個
・アース製薬 ブラックキャップ60箱
など、必要な個数の注文が会社にまとめて入ります。
この注文が「誰々さんはあれとこれを〇個」みたいに振り分けられます。
ピッキング担当者は、ロケーションと呼ばれる商品の保管場所を順番に回り、指定された商品をオリコンに入れていくのがお仕事になりです。
ひとつのオリコンで出荷する商品が全部揃ったら、配送中に破損がないように整えて、出荷用のベルトコンベア(ソーター)に流します。
私の職場では、ここまでをピッキング担当が行います。
なお、上記のような大量の注文が入っても、すべての商品を一人で集めるわけではなく、複数のスタッフが手分けしてピッキングを行います。先ほどの注文を3人で分担すると、例えば次のようになります。
| 周回 | 商品 | Aさん | Bさん | Cさん |
|---|---|---|---|---|
| 1周目 | キッチンペーパー | 4パック | 4パック | 4パック |
| 電気ケトル | 1個 | 1個 | 2個 | |
| ウェットティッシュ | 10個 | 12個 | 10個 | |
| 2周目 | ブラックキャップ | 20箱 | 20箱 | 20箱 |
「今回、あなたはこの量をピッキングしてね」という件数を1回のピッキングで集めるわけです。
取り扱う商品は企業によって違います
日用品を例にしましたが、食品会社だったらレトルトカレーとか調味料をピッキングすることになりますし、冷蔵・冷凍品を扱う場合もあります。
別の倉庫の面接の際に聞いた話ですが、冷蔵庫・冷凍庫でのピッキングは、通常の倉庫よりも時給が100円高いと言われました。それだけ過酷なんでしょうね。
ピッキングの作業工程を丁寧に解説してみます
私の職場で実際にやっているピッキング作業を思い出しながら行程を解説してみます。
用語の説明は後から行いますので、まずはざっくり読んでみてください。
作業イメージがわくといいな。
なお、私が「倉庫」と呼んでいるのは、ビルの5階のワンフロアになります。
倉庫の広さは、IKEAの最後にあるセルフサービスエリアをイメージしてもらうとわかりやすいかも。商品棚がずらっと並んでいて、端から端まで普通に歩くと1分くらいかかります。
1. オリコンをカートにセットする
まずはオリコンをカートにセットします。
通常は組み立てられた状態でオリコン専用のソーターから流れてくるので、そこから取って、カートに置くだけです。いつも3つのオリコンを同時進行でピッキングしています。
2. オリコンに伝票を貼る
オリコンには商品の行き先や個数が書かれた伝票を貼ります。 貼る位置や枚数は行き先によって指定があるので、間違えないように貼ります。
間違えるとどうなるの?
A店向けの商品を入れるオリコンに、間違えてB店の伝票を貼ってしまうと、出荷先を間違えることになるので、これはかなりヤバいです。
ミスは慣れたきた頃にしがちなので、今でも指先確認で間違いがないようにしています。
3. 指定されたロケーションにカートを押して移動する
カート備え付けのモニター画面に、商品名、ロケーション、個数、注意点などが表示されるので、指示されているロケーションまでカートを押して移動します。
ただ移動するだけですが、100人くらいのピッキング担当者さんが重いカートを押しながら常に動き回っているので、交通ルールを守って安全に配慮しながら移動しなければいけません。
4. 商品のバーコードを読み取り、指定された数量を集める
指定のロケに到着したら、ハンディ端末で商品のバーコードを読み取ります。
もし間違った商品をピッキングしてしまっても警告音でわかるようになっているので、改めて正しい商品を探せば大丈夫。
間違うことは私もベテランさんでも普通にあります。例えば「3-1」が必要なのに、その真上にある「4-1」を取ってしまったり。
このときに大事なのが、手に取った商品を戻すときに正しい位置に戻すこと。
ピッキングする商品はカートが教えてくれるので間違って出荷までしてしまうことはあまりないのですが、戻す際に誤格納してしまうとトラブルの元になります。
5. 商品をオリコンに入れる
正しい商品をオリコンに入れます。
商品はバーコードと重量で登録してあります。5個必要な場合は5個をオリコンに入れれば、重量がピッたりあい、「次に行ってOK」みたいな合図が鳴ります。
これでひとつの商品のピッキングが完了です。次に表示されている商品のロケに移動して、ピッキングを続けます。
6. ピッキングが終わったらソーターに流す
担当しているオリコンに必要な商品のピッキングが完了したら、出荷の準備をします。
商品はトラックでお客様店舗に運ばれます。破損がないように重いものと軽いものの位置を整えたり、ガラス品はプチプチで梱包して上の方に置くなどの仕上げをします。
こういった作業は、可能な限りピッキングしながらやってね、と言われているのですが、そうスムーズには全くいきません。
蓋を閉めて、ソーターに流したらひと箱分が完了です。
商品や倉庫によってやり方は色々あるかと思いますが、私が日々やっているのはこんな感じのオーソドックスなピッキングです。
ピッキングに使う道具と設備

ピッキングに使う道具もご紹介します。
画像はChatGPT作です。
オリコン
商品を入れる箱です。オリコンの名称は「折りたたみコンテナ」の略らしいです。 蓋があるタイプと蓋なしがあます。
勤務先会社の自社オリコンもあれば、顧客が自社オリコンを用意していることもあります。
ピッキングカート
このカートにオリコンを載せてピッキングを行います。コストコのカートみたいなサイズで、私の職場では3つのオリコンを積んでピッキングしています。
ハンディ端末
商品のバーコードをピッとする端末です。
バ先で使ってるものはカート、指示が表示されるモニター、ハンディ端末がセットになっています。伝票もカートから出力されます。
ソーター

オリコンを次の部署に送るための装置。 私の職場では5階から下の階に送られて、行先ごとに仕分けされて運ばれていくようです。
以上が「ピッキング」と言われる作業と用語の主な解説です!
ロケーションに商品を補充・格納する仕事もあります
ピッキングに関連する仕事として、ロケーションに商品を補充格納する作業で募集がかかっていることもあります。
補充格納は、まだ箱に入っている未開封の商品を台車にのせてロケーションまで運んで、棚にしまうのが主なお仕事になります。
箱に棚の番号が書かれているので、そこまで台車をゴロゴロ押してルール通りに商品を格納します。
比較的覚えやすい仕事だと思います。
私のバ先では、単発バイトとかタイミーには、イレギュラーも多いピッキングではなく、こっちの補充可能をお願いしているようです。横目でチラ見してるだけなので、間違ってるかもですが。
倉庫ピッキングのよくある質問を作ってみた
私がピッキングのパートを始める前に不安だったことをFAQにしてみました。
興味があるところからご覧になってみてくださいね。
- Qピッキングは未経験でもできますか?
- A
できます!私も今やってる倉庫パートはガチの未経験から始めました。パートそのものも初めてです。そんな初心者でもできます。
ピッキングで不安なことは、間違えたらどうしようってことだと思いますが、作業はデジタル化されている部分が多く、自分の判断でやることはあまりありません。間違いに関してはそこまで不安はいらないと思います。
- Q女性でもピッキングできますか?
- A
できます。むしろ女性が多い仕事だと思います。うちの場合は、ピッキング担当のパートさんは9割くらいが女性です。
ただし、扱う商品によっては重いものを持つこともあります。
軽いものならリップクリーム1個とかですが、重いものだと2kgの洗剤などがあります。この2kgの洗剤5個とそのほかの商品をひとつのオリコンに入れて、ソーターに流すときは、さすがに重いな!となります。
- Q40代・50代でも応募できますか?
- A
できますできます。むしろ40代・50代が中心だと思います。私も40代後半で即採用でしたし、60代女性も働いてます。
ただ、立ったり歩いたりする時間が長いので、心配なら、最初は時短勤務にしてもらうなど自分の体力に合った勤務時間から始めるといいと思います。
- Q商品の場所を全部覚えないといけませんか?
- A
覚えなくても大丈夫です。私も覚えていません。
商品は入れ替えがあったり増えることも多いので、覚えなくても仕事に差し障りはないです。
慣れてくると、よく出る商品の場所は自然と覚えていきます。が、それが仕事の役に立っているかというと、今のところよくわからないです。
- Qピッキングで間違えることはありませんか?
- A
違う商品を手に取ってしまうことはあります。
ただ、商品のバーコードを読み取って間違ってたらカートからデカい警告音が鳴って教えてくれるので、正しい商品を入れ直せばOKです。数量についてもカートが重量でチェックするので、「別の商品を入れて出荷してしまった」といった大きなミスは今のところありません。ただ、カートの重量チェックは完璧ではないので、誤差が出ることもあります。
先日も、どう数えても個数は合っているのに計量がうまくいかず時間がかかってしまいました。
全部取り出して計量をやり直す作業を何度かやっているうちにピッタリ合ったので、原因も改善策もわからないのですが、こういうこともあります。
- Q一人で黙々とできる仕事ですか?
- A
ピッキング中は基本的に一人で商品を集めていくので、もくもく仕事になります。この点はめちゃ気が楽です。
ただし、雑談はしなくても良いのですが、倉庫内では大勢の人が作業しているので、安全のための声かけは必須です。
他にも、無理に追い越さないようにするとか、様子を見ながら周囲に合わせることはものすごく大事。事故とかトラブル防止のための協調性や気遣いは大事ですが、「人と話さなくていい仕事」に当てはまると思いますよ。
- Q単発バイトでもピッキングできますか?
- A
うちの倉庫には、単発バイトや派遣でもピッキングしている人がいます。
ただ、ピッキングはイレギュラーなことや細かいルールもあるので、その日しか来ない単発の人が即戦力になれるかというと、ちょっと厳しいかもしれません。
私の職場のケースですが、単発バイト、初めて来た派遣の方には、「初めての人でもできる作業」を担当してもらって、パートのピッキング担当者がピッキングに集中できるようにしているようです。
ただ、単発でも何回も来ている人にはピッキングを教えている様子も見かけます。





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